出産記録【2021.4第二子※無痛分娩】

先日のエイプリールフールに第二子を無痛分娩で出産したので、記録していく。


予定日は4/7で、4/3に計画出産の予定だったが、すでに3月の下旬に出産間近な兆候があった。
1週間前に6時間くらいの前駆陣痛みたいなものがあったし、すぐに足は痺れるし、便秘があきらかに治ったし、ほんの少しの動きでお腹は張るしで、こりゃ4月まで持たないなと思っていた。



結果としては、もった。もったが、4/1までだった。できれば保活のために次年度生まれを希望していたが、そこは仕方ない。




4/1早朝、弱い陣痛がきた。
10分前後の間隔。一回経験してるのですぐにピンときた。その30分後、破水。自分の意志と関係なくぬるい液体がぼたぼた垂れてきて焦る。破水したなら来ていいよとのことで、6時前に産院到着。


【6:00】
陣痛部屋で待機。子宮口4センチほど。痛みもまだまだ耐えれるレベル。


【8:30】
間隔は6〜8分程度。痛みは生理痛最大程度。一人目の経験だと、ここから先の痛みが死ぬほどしんどい。子宮口5センチ以上開いているし、急速に進む可能性あるから、もう麻酔入れましょうとのこと。痛みは消えてほしいが、初めての硬膜外麻酔への恐怖に怯える。

【8:45】
先生がきて、麻酔開始。針が刺さるとき痛いさど、動くと神経傷つけちゃうからうごかないようにがんばって!といわれ、ビビりまくる。

なんとか針をこらえ、管が通ったらしい。テストで少しだけ麻酔通しますよ、といわれる。通された瞬間、電流が走る。実際走ったわけではないだろうけど、一瞬だけ感電したみたいな感覚。なんだかものすごく怖い。未知への恐怖。

このあたりで、
『無痛分娩やめればよかった。お産の進みも安産っぽいし、わざわざ自然に逆らうようなマネやめればよかったーーーーー(´;ω;`)』
と後悔し始める。

この感電したみたいな感覚がだめだったのかどうかよくわからないが、もう一度薬いれなおし、下半身がしびれてくる。ここから、麻酔が切れるまでずっと正座後みたいにしびれていた。これが硬膜外麻酔の正常らしい。

このしびれも地味に嫌で、早く終わってほしいと思った。
麻酔は効くまでに10分くらいかかりますと言われていたが、体感では薬入れたらすぐに痛みがなくなった気がした。ここから、陣痛はまったく感じていない。


【9:30】
昼前には生まれると思うとのことで、夫が到着。
ただ、麻酔をすると陣痛が遠のくことがあるから、そうなったら陣痛促進剤を使いましょうと。


【10:00前後】
夫と談笑。子宮口7センチ位なのに信じられないくらい普通。となりの部屋からほぼ同じ進みの自然分娩の妊婦さんの叫び声が聞こえてくる。こちらは痛くなさすぎて申し訳なくなってくる。陣痛によるハリもわからないほど。

痛みと温度は感じないが、触感はある。痒みも感じた。全部の感覚がシャットダウンされているわけではないのが、普通の麻酔と違うところなんだろうか。

ちなみに面白かったのが、おなら。
前触れもなく、変な音と下半身に衝撃があり、5秒くらいなにがおきたか分からなかったが、冷静に考えると、おなら。自分の意志とは一切関係ない放屁。出るタイミングもまったくわからない。だからなのか全然恥ずかしくない。助産師さんに「これっておならですか?」と真顔で聞けるほど恥ずかしくない。


【10:45】
子宮口全開に近くなったので、陣痛促進剤を使い、分娩を促す。なんとなく陣痛が来ているときのはりがわかるようになった。分娩開始。

助産師さんの合図とともにいきむ。痛みがないのでいきみに集中できる。痛みで助産師さんの指示に全く従えなかった自然分娩のときとは大違い。無痛などしなくても、みんなこうなるような体のシステムにしておいてよ神様。

5回くらいの陣痛でのいきみで、出産。にゅるるんとでてくるときの感触もはっきりとわかった。(自然分娩でもわかるというが、私は前回生んだ瞬間の記憶がないから子供がでてくるときの感触もしらない)


【11:15】
助産師さんが子供と記念撮影をしてくれる。その間、私の下半身では、胎盤排出が行われている。すごい。これもかなりの激痛のはずだけど、なにもかんじず。会陰縫合も同じく。


【13:30】
術後、2時間ほどそのまま安静にしてくださいと放置される。コロナ禍なので、夫は子供が生まれてから30分ほどで帰宅させられる。

麻酔の副作用で、なんとなく気持ち悪い状態が続く。
昼ごはんを食べるが、全部嘔吐。この副作用は出産終えてから1時間半くらい続いた。もちろん吐き気が起こらない人もいるらしい。


【17:00】
やっと足のしびれがなくなってくる。思った以上に効果が長くてハラハラした。もしかして、麻酔じゃなくて神経が傷ついたシビレで、一生治らないかも…とおびえていた。

出産したのが昼だったので、アドレナリンも落ち着き始めていたのか一人目と違って夜は意外と寝られた。
あと麻酔と関係あるのかわからないけど、地味に下半身が痒かった。


以上、当日レポ。
以下、無痛分娩について。


二人目出産ということで、産後の回復がいいと聞いて、無痛を選択した。回復に関しては今はわからないので、今後気にしてみる。でもよく考えたら、一人目も産後弱った記憶あまりないな。

無痛のデメリットは、麻酔への恐怖と、あと夫が立ち会いしてる場合、分娩が苦しそうじゃないから、産後もガンガン動けるんじゃないかと勘違いされるかもってことかな。
無痛分娩したあとは、その時の痛みはないけど、ちゃんと産後ダメージはありますよアピールするべきかも。


あとよく聞く、無痛分娩なのに無痛じゃなかった問題だけど、これは痛みの抑制が甘かったって話なのかな?先生曰く、効きが甘い人もいるとのことだったのでありえなくはないらしい。あと、陣痛がついてからの麻酔になるから、ある程度までは陣痛経験するから、それを完全無痛じゃなかったと言ってる人がいるのかも。一人目から無痛分娩の人は特に。

逆に一人目を自然分娩だと、無痛分娩の有り難みがめちゃくちゃわかる。5分間隔までの陣痛と、そのあとの陣痛だと痛みのレベルが20段階くらいあがるとおもってるので、その最大の痛みを感じないで済むのはとってもとっても嬉しい。


もし三人目をうむとしたらどっちにする?と聞かれたら……ちょっとだけ悩んで無痛にすると思う。私は麻酔への恐怖が強めだったけど、それでも無痛のメリットが上回るかなと。